デバッグの実施回数とソフトウェア安全性/可用性評価の関係に関する考察
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概要
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本論文では,デバッグ回数に基づくソフトウェア安全性/可用性評価法について議論する.ソフトウェアの安全性とは,「ソフトウェアに不安全な状態がないこと」と定義され,ソフトウェアシステムの不安全状態とは,ソフトウェアの不正な処理が原因で,システム全体が,生命や財産の損失,病気などといったハザードを誘発する状態にあることを指す.そして,ソフトウェアシステムが不安全な状態に陥らない確率として定義されるソフトウェア安全度を,時間とデバッグ回数の関数として導出する.本論文では特に,動作中に不安全状態に陥ることに注目し,本来はソフトウェア信頼性を向上させる目的で実施されるデバッグ作業の一郎には,安全性向上にも寄与するものがあることを仮定する.ソフトウェアシステムの時間的振舞いは,マルコフ過程を用いて記述される.最後に,数値例を示して考察を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-23
著者
-
得能 貢一
鳥取大学大学院工学研究科社会経営工学講座
-
山田 茂
鳥取大学大学院工学研究科社会経営工学講座
-
山田 茂
鳥取大学工学部社会開発システム工学科
-
得能 貢一
鳥取大学工学研究科
-
才津 久永
鳥取大学工学部社会開発システム工学科
-
得野 貢一
鳥取大学大学院
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