オブジェクト指向プログラムの動作の可視化
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概要
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本論文では,オブジェクト指向プログラムの動作を可視化するために,従来のオブジェクト図にメソッド呼出しやスタティック属性等の情報を追加した" 拡張オブジェクト図" を規定し,プログラムの実行が進むに従ってオブジェクト全体の状態が変化していく様子を,拡張オブジェクト図の変化 (スライド描画) によって分かりやすく示す方式と,それを実装したシステムについて述べる.システムは,JPDA(Java Plat form Debugger Architecture) を用いてプログラム実行時のメソッド呼出しや属性への代入等のイベントを捕らえ,オブジェクトの状態についての情報を抽出する.さらに,配列やコレクションの要素の値や,ローカル変数の値の変化情報等も抽出している.これらの抽出情報をもとに,プログラム実行の各動作時点でのオブジェクト全体の様子を,拡張オブジェクト図の描画によって分かりやすく可視化することが出来る.
- 2010-03-11
著者
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