FASB/IASB公開草案「リース」の考察(1) : -レシーの使用権会計モデルに焦点をあてて-
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概要
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本論文では、米国財務会計基準審議会(FASB)と国際会計基準審議会(IASB)が、2010年8月に共同で公表した公開草案「リース」の規定について、2009年3月に公表した討議資料との対比を中心として、主にレシーの会計上の主要問題に焦点をあててその内容を分析し、そこに含まれる問題点を論じる。現行リース会計基準がリスク・経済価値に基づく会計モデルに対して、新しい基準案は現行の概念フレームワークにしたがう使用権会計モデルであって、従来までオペレーティング・リースに分類されオフバランスであったリース契約に関する資産負債が、使用権モデルの採用によってオンバランス化されることになり、財務諸表の比較可能性が高まることが期待されている。
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