沿岸・沖合定線観測データから示される日本海及び対馬海峡における水温の長期変動(シンポジウム:北東アジア海域の沿岸海洋観測システム-その現状と課題)
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概要
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1964〜2004年の41年にわたる沿岸・沖合定線観測データに基づいて,日本海及び対馬海峡における50m深水温の長期変動傾向を調べた.日本海については,100m深水温分布に基づいて,主要4冷水域の分布変動についても調べた.日本海において顕著な水温上昇は,1980年以降2回生じていることが明らかとなった.1回目は1988/89年頃で主として冬季に顕著な水温上昇が認められるのに対し,2回目は1997/98年頃で,冬季だけでなく他の季節においても明瞭に認められた.また,水温上昇が認められたこれらの時期には,冷水域の分布面積にも変動が認められ,佐渡沖及び入道埼沖冷水域では1989年頃を境に,島根沖及び山陰・若狭沖冷水域では1997年頃を境に,それぞれ分布面積が平年値よりも大きくなることがほとんど見られなくなった.対馬海峡の水温変動は,日本海西部の水温変動と冬季・春季には類似していたが,夏季・秋季には大きく異なっていた.
- 日本海洋学会の論文
- 2006-08-31
著者
-
渡邊 達郎
日水研
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加藤 修
日水研
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山田 東也
日水研
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松井 繁明
福岡県水産海洋技術センター
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加藤 修
独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
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中川 倫寿
独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所
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山田 東也
独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
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渡邊 達郎
独立行政法人水産総合研究センター日本海区水産研究所
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山田 東也
独立行政法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所
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