河川感潮域の高潮計算における底面摩擦の評価
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概要
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河川内の高潮を計算する場合,底面摩擦として河川水理で一般に用いられるManningの式を利用すると,実際を再現するためには不自然に大きな水面摩擦係数が必要である.これは通常の河川流と高潮における流れの鉛直構造の相違によるもので,底面摩擦が過小評価されているためである.そこで河川高潮の計算に適用できる実用的な2つのタイプの底面摩擦の式を提案し,その適合性を比較検討した.これらの式には,流れの鉛直構造を介して風による水面摩擦の効果が含まれている.
- 日本海洋学会の論文
- 1999-02-25
著者
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