内湾の波浪推算に関する諸問題(シンポジウム:臨海部開発と沿岸防災)
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概要
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内湾の波浪推算に関する技術開発と波浪推算及び波浪予測業務の実際例を紹介し問題点を述べる.MASCONモデルを導入した内湾海上風モデルを開発し,東京湾に応用したが,合理的な結果が得られた.次にスペクトル法による内湾波浪推算モデルを開発し,有義波法内湾波浪モデルと比較した.これらのモデルは部分的に異なった性質を持つが,特に波高については相違は小さい.東京湾と津軽海峡を対象とした波浪推算事例で推算精度を確かめたが,実用的に満足できる結果が得られた.これらの経験を踏まえて,総合的波浪情報通信システムを確立し,東京湾における波浪予測業務に導入したが,手法が客観的であること,及び予測値が絶えず観測値と比較され予測成績が示されることなどが好評を受けている.
- 日本海洋学会の論文
- 1992-02-29
著者
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