各種建材を設置した居室模型内オゾン気中濃度分布の測定と沈着モデルを組み込んだ数値解析

概要

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換気により外気を室内に導入することで、外気由来のオゾン[O_3]が室内に滞留している可能性が指摘されており、またOA機器等からの発生と相まって室内のオゾン濃度の上昇が懸念されている。また、オゾン自身の毒性の他、強力な酸化力を有することから、室内での主たる化学反応物質としても注目されており、その反応の結果としてFree Radical、Hydroperoxides、Aldehydes、Ketones、Organic Acids、Secondary Organic Aerosols等の不快感を誘発する酸化生成物の2次生成が指摘されている。このような背景のもと、本研究では居室型のスケール模型を用い、各種の建築材料を壁面仕上げに使用した場合の室内オゾン濃度分布形成に与える影響を実験的に検討する。特にオゾン濃度分布を測定することで、数値解析精度検証用のデータを提供する。更にCFD(計算流体力学)に個体表面に対するオゾンの沈着モデルを組み込んだ数値解析を実験と同条件で行うことで、室内のオゾン濃度分布予測に関する数値解析精度の検証を行う。
2005-11-05