加速リープマン法の緩和パラメータについて : 混合部材についての考察
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概要
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混合部材の熱伝導問題を検討する場合,有力な手法である加速リープマン法の温度場収束までに要する演算回数をできるだけ少なくする目的で,緩和パラメータ(α)の最適値(α_<opt>)に関して検討を加えた.その結果,αを適切に選ぶと,逐次反復法に比べ収束までの演算回数が約10分の1程度に減少する.また,その効果は温度場の分割数が大きくなるほど著しく,熱流方向に平行な温度場の分割数が多くなるほどα_<opt>は次第に大きくなることが明らかになった.さらに,任意の温度場でα_<opt>を予想し難い場合,α_<opt>≒1.7〜1.8を採用したほうが安全であることもわかった.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1992-06-25
著者
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