混合部材の熱伝導率と熱通過率
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
工業材料には異種物質からなる混合物が多数用いられているが,その中でも,分散系混合物のように巨視的に均質とみなせる物質のほかに,建築物の壁や床などのような巨視的立場から見ても不均質な物質,いわゆる混合部材があり,大きな役割を担っている.それにもかかわらず,これらの見掛けの熱物性値に関する研究は,前者に比べてほとんど見当たらないと言ってよい.本報告は,混合部材の熱伝導率について,数値解析によって検討を加えたもので,因子の分析を行い,その結果,補強材の幅および厚さ,補強材と母材との熱伝導率比などの広い範囲にわたって適用でき,ほぼ±3%以内の精度で熱伝導率を計算できる推定式を提案した.
- 社団法人空気調和・衛生工学会の論文
- 1982-06-25
著者
-
高橋 カネ子
秋田大・教育文化
-
山田 悦郎
秋田大
-
高橋 カネ子
秋田大学鉱山学部機械工学科
-
山田 悦郎
秋田大学鉱山学部機械工学科
-
山田 悦郎
秋田大学鉱山学部
-
相庭 尚
東芝エンジニアリング(株)
-
有坂 俊吉
秋田県立由利工業高校
関連論文
- 薄い板状材料の熱伝導率測定法の提案 : 第2報
- 薄い板状材料の熱伝導率測定法の提案
- 「複合材料の熱物性値評価研究会」最終報告
- 精密抵抗体内の発熱と放熱の研究
- 耐火断熱れんがの熱伝導率の温度依存性について : モデルの改善と数値解析によるアプローチ
- 複合材料の熱物性値の研究 -- 巨視的にも不均質な分散系の場合 --
- 分散系複合材料の有効温度伝導率の研究 : 巨視的均質限界と表示法の検討
- コルゲート断熱材の有効熱伝導率 第2報:放射伝熱量の評価と性能改善
- 418 周期的温度変動に対する繊維質材料の応答と温度伝導率 : 続報(熱工学II)
- 複合材料の熱物性値の研究の推移と現状 : 巨視的に均質な分散系の場合
- カーボン粒子混合による熱交換器用フッ素樹脂細管の伝熱性能改善
- 215 周期的温度変動に対する複合材料の応答と熱物性値の評価(熱工学III)
- 被服材料の有効熱伝導率のモデル化と数値解析(熱工学,内燃機関,動力など)
- 布地の熱伝導の評価に関する研究
- 生活環境下における被服材料の有効熱伝導率
- 湿分移動を伴う布地の有功熱伝導率
- 布地の有効熱伝導率
- 加速リ-プマン法の緩和パラメ-タについて--混合部材についての考察
- 混合部材の熱伝導率と熱通過率
- スラリ-の有効熱伝導率に関する研究-3-スラリ-の熱伝導率の測定と推定式の考察
- 保冷箱の基礎評価
- 加速リープマン法の緩和パラメータについて : 混合部材についての考察
- 非定常熱線法による食品の温度伝導率の測定 -分散系混合物における分散状態の影響-
- 非定常熱線法による食品の温度伝導率の測定 -測定法および機器の開発
- 非定常プローブ法による温度伝導率測定の研究
- 故事・複合材料・熱物性学会
- 分散系混合物の有効温度伝導率 : 周期加熱法による実験
- 第1回アジア熱物性シンポジウム北京で開催
- 固液密度変化を考慮した管内水の凍結と圧力変化
- 雪層の融解挙動
- 巨視的に見ても不均質と考えられる物質の熱伝導率について
- 分散系混合物の有効熱伝導率に関する実験
- サスペンションの有効熱伝導率 : 第2報, コーティングと粒子の分散状態の影響
- サスペンションの有効熱伝導率 : 第2報,コーティングと粒子の分散状態の影響
- スラリ-の有効熱伝導率に関する研究-2-粒子の混合比が大きい場合のスラリ-の2次元モデルによる考察
- サスペンションの有効熱伝導率 : 第1報, 電解そう実験による影響因子の分析
- 湿分移動を伴う布地の有効熱伝導率