GUIコンポーネントに基づく視覚的言語に対するエディタの自動生成
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概要
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本発表では,ビジュアル言語向けエディタの自動生成手法について述べる.本研究で対象とする言語は,GUI部品を言語の構成要素に対応させ,これらを組み合わせた形をプログラムとしてとらえるものである.このような言語を実装する場合,言語仕様を満たしつつ,複雑なGUIプログラミングを行う必要があり,緻密性が要求される.このため,定式化や自動生成による開発コスト削減,保守性の向上が望まれる.このような言語の利用者は,プログラムテキストを編集してプログラムを作成するのではなく,GUIコンポーネントどうしを組み合わせたり,接続したりする操作がそのまま編集作業に対応する.発表者らは先行研究として,このような操作を抽象構文木の編集操作としてモデル化を行い,編集操作に対する意味的な定式化を試みた.本研究では,この定式化の詳細化を目指すが,より広い範囲のエディタに対応可能なように定式化の枠組みを広げる.この方式では,ボタンやコンボボックスなどのGUI部品が備わったウィザード型のシンプルなGUIのほか,タイル形のコンポーネントを組み合わせながらプログラミングを行うビジュアル言語にも対応できる.本発表ではさらに,提案した定式化に基づいたエディタの実装手法について,その詳細を示す.
- 2010-09-22
著者
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佐々木 晃
法政大学情報科学部
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市川 寛
法政大学情報科学部
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田沼 英樹
東京工業大学大学院総合理工学研究科
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田沼 英樹
東京工業大学 精密工学研究所
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田沼 英樹
東京工業大学大学院:(現)東京工業大学総合理工学研究科
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