プログラムビジネスにおけるエンジニアリングとファイナンスの統合 : P2M理論によるPPP方式多目的公益開発事業への適用
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概要
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世界の行政が「グリーン社会基盤型プログラム」(Green Infrastructure Program:以下GIPと略称する)を推進している。その意図は、経済成長、環境保全、貧困対策を一体的に解決する多目的開発である。高速鉄道、スマートグリッド、省エネ都市建設は、その代表的な事例であり、商流や物流に新事業の誘発効果や低炭素社会実現に貢献する開発効果がある。公益サービスの持続的な提供とアカウンタビリティのためにPPP方式が採択される。本論は、VFM・PPP論理の解説から始め、P2M理論で重視するプロジェクトファイナンスと構造化金融に着目する。その理由は、ビジネスモデルとエンジニアリングシステムの設計の統合が、ファイナンスリスク分散に関係するからである。過去の実績データを活用し、EPC請負型契約とPFI事業経営型をプログラムリスクマネジメントの視点で比較考察する。最後の全体総括でGIP成功の四原則を提唱する。
- 2010-09-28
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