36.球継手の耐力(第1部(構造力学・構造法関係))

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概要

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鋼管構造に於ける主要な形式としてトラスがあげられる。トラスは平面トラスと立体トラスに分けられる.節点の形式として通常用いられるものは、平面トラスては鋼管同志を直接溶接するものであり.立体トラスでは節点に1個の中空鋼球を介してこれに集まる鋼管部材を溶接するいれゆる球継手である。立体トラスの節点には多の部材が集まるので施工を容易にする為に球継手が選ばれるのである。(写真1)本文では立体トラスの耐力を決める重要な要素である球継手の耐力について述べる。平面トラスに於ける鋼管継手ではラケス部材の軸方向力に対する耐力が問題となるが.立体トラスに於ける球継ではラチス部材のみならず弦材の軸方向力に対する球殻の耐力が問題となり.ラチス材の軸方向力が小さい場合には弦材の軸方向力のみが球継手の耐力に関係すると考えられる.そこで以下に1軸に対称な集中荷重に対する球殻の最大耐力を求め球継手の耐力に関する1つの且安を示そうて思う.
社団法人日本建築学会の論文

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