屈折管内の流れに関する研究 : 第2報-圧力損失について

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概要

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圧力損失は,屈折管内の流動特性を示す重要な因子の一つである.本報では,それが生ずる機構に対し,流れ学的検討を加えた.すなわち,異なる角度と断面積比を有する屈折流れに対して,まず屈折開水路で層流における流動様相を観察した.つぎに,屈折管路で乱流における圧力分布を測定した.これらの結果を考察するとともに前報における解析結果と比較し,両者が定性的に一致することを示した.さらに,流動様相の観察結果と圧力分布の測定結果を基に流れが屈折することによって生ずる圧力損失機構を検討し,これが屈折角度,断面積比および管路断面形状などにかかわらず,急縮小損失と急拡大損失の比により成り立っていることを明らかにした.
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
1977-10-25

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