情報産業サービス化とCGM(次世代経営情報技術,その他)
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概要
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現在、クラウド・コンピューティングが大きな話題になっているが、その前段に、誰もがインターネット・サービス利用可能なライフスタイル変革があった。この視点では、クラウド・コンピューティングは、ライフスタイル変革をリードしてきたインターネット企業がサービス提供過程で整えたサーバー群を企業顧客向けに振り向けてきただけとも捉えられる。即ち、インターネット・サービス利用者は、一般消費者だろうが、企業顧客だろうが、サービス利用形態は電力サービスにおける一般家庭向け、工場向けと同様に、さほど差は無かったとも見ることができる。現在、ライフスタイル変革は始まったばかりと思われ、今後一層の変革を遂げて行く。これが変革の妥当な認識だとすれば、今後、変革の中心はサービス利用側に大きくシフトして行く。現在の変革は、このような視点からも包括的に見なければ正確には理解できない。そこで、本稿では、(1)どのような経緯で情報産業がサービス中心に移行してきたか、また、(2)この流れを加速させている消費者とサービス提供者間の接点ではどのような変化が見られるかを、消費者視点でCGM(Consumer Generated Media)分析を通して検討する。
- 2010-02-19
著者
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