利用者視点からのSaaSビジネスモデル(「次世代経営情報技術」,一般)
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概要
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SaaS、クラウド・コンピューティングが主に技術面から盛んに取り上げられている。その一方、あちらの世界に移るかどうかを判断するのはITユーザー企業の経営に依存するはずなのに、この面からの取り上げは少ない。そして、日本企業にとってこの判断は重い判断となる可能性がある。何故なら、SI比率大、PKG利用比率小の日本企業の従来の判断は、欧米企業に比較して、現状からのギャップが大きいからである。そこで、SaaS/クラウド利用に向けては、現在の企業情報システムからの経路依存性を踏まえた、利用者視点からのSaaS/クラウド・ビジネスモデル検討が重要と考えられる。このような課題を"失われた10年"を経て進化を遂げた日本企業の企業ガバナンスの側面、中小企業IT化のチャンス拡大の側面なども考慮して論述する。
- 2009-09-04
著者
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