クビワチョウの幼生期の研究
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概要
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1965年4月,南投県仁愛郷山地の各地(標高500〜1000m)でクビワチョウCalinaga buddha formosana Fruhstorferの成虫や産卵習性を観察し,幼虫や蛹についても研究することができた。上記地域ではクワ科のシマグワが食樹。卵の概形は回転合形,終齢幼虫は頭頂部両端にV字状に開く角状突起をもつ。胴部はナメクジ形。体色は黄緑色。蛹の概形は「だるま型」で,胴部末端に突出する懸垂器はよく発達し,稜や突起はない。体色は黄褐色で,褐色の小斑を散布する。
- 日本鱗翅学会の論文
- 1967-10-01
著者
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