初級コースにおけるSPOTの測定
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概要
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国際大学の日本語プログラムでは各レベルでSPOTを行っている。筆者が担当した初級コースでは1年に2回SPOTを実施した。そこで、本稿ではこの2回のSPOTの結果を分析し、日本語能力の伸びがあったのかどうかを検証する。またSPOTで、被験者はどのような文法項目が聞き取れるのか、あるいは聞き取れないのかを観察する。最後に、SPOTは国際大学で行っているクオリファイングテストと併用して、上のレベルに入るための日本語能力を予測できるのかどうかを検証した。その結果、2回目のSPOTを実施した時点で、SPOT1より日本語能力の伸びが見られ。また、既習の文法項目はよく聞き取れるが、未習の文法項目は聞き取れないということが証明されたし、SPOTは文法の能力をある程度予測できるということ、また、クオリファイングテストと併用できる可能性があるということがわかった。
- 国際大学の論文
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