こどもが夢中になるアート
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概要
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作りたいから作る。描きたいから描く。そんな想いから始まったであろう美術の目的が「うまく作るため」「うまく描くため」にいつの間にか、すり替えられている様に感じる。さらに悪いことに、学校の評価を良くするため、指導者の評価向上のために、こども達の作品の完成度をあげることに必死の教師がいることは残念なことである。教師の思い通りの作品に変えられ、こども達は自分の作品や制作過程に納得していない。それでも保護者が「うちの子がこんなすごい作品を作れた」と喜ぶので事態は悪化する。いい作品を作らせることが目的となってしまい、1番大切な気持ち「自分の作りたい様に作る」が忘れ去られてしまっている。そして学校間の「いい作品を作る」競争が始まる。そんな事態を回避するためにはどうすればいいのか探っていきたいと思う。