「美術の授業実践から」
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
暮らしはどんどん便利になっていく一方で、人間はどんどん余裕を失っていっている。洗濯機や掃除機が発明され、自分に使える時間が増えたはずなのに、全く余裕なく逆に忙しくなっている。学校も同じで、昔は『読み書きそろばん』ができればよかった。なの今は、日本語もろくにできていない子どもに英語だ、コンピューターだとせかす。芸術と勉強どちらが大切?迷うことなく勉強を選ぶ世の中だ。だからこそ、芸術の存在は重要だ。学生に美術は好きか?と聞いたことがある。するとクラスの半分は『嫌い』もしくは『苦手』に手を挙げた。しかし人間は本来、ものを作り出す事や表現する欲求を持っている。生まれ育っていく環境のどこかで、苦手意識を植え付けられていると考える。今からそれを分析し、美術という表現を楽しく行える手だてを考えていこうと思う。