「鑑賞の能力」の評価に関する考察 : 知識・理解の育成の観点から,鑑賞を表現につなぐ実践の可能性をさぐる
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概要
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本稿は,図画工作科及び美術科における評価の観点である「鑑賞の能力」について,文献研究及び事例の検討を含めて考察を試みたものである。まず,全国的な鑑賞学習の調査報告結果に基づいて問題の所在を確認し,次に文部省及び文部科学省の主張について整理した。そして,美術館での作品鑑賞を表現に結びつけた実践事例の検討を行った。そこでは,「鑑賞の能力」評価のために,アイスナーの判断基準を設けることで,「知識・理解」の評価ができる可能性があることを導いた。
- 2010-03-20
著者
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