「創造的な技能」の評価に関する考察 : 材料および用具の扱い方の指導についての検証を中心にして
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概要
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本稿は,図画工作科および美術科における評価の観点である「創造的な技能」について,文献研究及び事例の検討を含めて考察を試みたものである。そこでは,まず,本観点について,表現の結果としての作品が評価されがちであったことに対して,旧文部省及び文部科学省の主張について整理した。次に,実際,技能習得の機会が与えられているのかに注目し,その過程で,「セット教材」に着目し,それを用いない開発題材を資料として挙げながら,検討を行った。その結果,本観点については,「創造的な技能」の意義についての再研修,「セット教材」を前提とした指導方法の工夫,材料・用具と児童の表現との関係性を踏まえた評価方法の改善,求める技能の種類を限定した題材の開発等の必要性が確認された。
- 2009-03-21
著者
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