高齢者美術教育の可能性II : 共同制作のインスタレーションによる試みを通して
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は2006年の本学会誌で発表した拙稿「高齢者美術教育の可能性-老人介護施設の粘土遊び実践に関する一考察」に継続するものである。ここでは高齢者の学びの実現に向け,「コミュニティーアート」という観点から,「浮かぶオブジェ」及び「きらめくブラインド」という共同制作によるインスタレーションという試みを通して,高齢者の創造的な活動を支援した。その結果,共同制作の手法を用いることで,高齢期の生きがいとして重要な「他者との関わり」の充実が図られ,「コミュニティーアート」が「教育」,「福祉」,「医療」の三位一体の可能性を内包しているということが明らかになった。
- 2010-03-20
著者
関連論文
- 高齢者美術教育の可能性II : 共同制作のインスタレーションによる試みを通して
- 高齢者美術教育の可能性 : 老人介護施設の粘土遊び実践に関する一考察
- 高等学校美術科における彫刻題材の開発 : 「自然の中からかたちを取り出そう-ほのおのイメージ」の実践を通して
- 粘土細工から彫塑教育への転換に関する歴史的研究 : 明治・大正・昭和初期の彫塑教育に焦点を当てて
- 共同制作によるコミュニティー・アート ─「 100アンブレラプロジェクト」の実践を通して ─