美術教育におけるリテラシーに関する考察
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概要
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新学習指導要領はOECDのPISA調査が大きく影響している。本論は,PISA調査の理論的支柱である「キー・コンピテンシー」やその中心的な学力概念としての「リテラシー」について考察し,美術教育における意味と可能性を提言するものである。まず,論の前半ではPISA型学力観におけるリテラシーに「前向きな姿勢」を育成する視点があったことを明らかにする。後半ではジルーのリテラシー分類に基づきつつ「発達の最近接領域」や「批判的リテラシー」などの知見を手がかりに考察を進め,具体的実践において「気づき」をもたらすしかけが重要であることに言及している。
- 2009-03-21
著者
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