赤外分光法による黒ゴマ生育段階判別の可能性
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概要
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生育段階の異なる12種類の朔果中の種子を試料とし,FT-IR/ATRスペクトルの測定を行なった.また,実体顕微鏡を用いて種子形成過程における形態の変化及び着色時期を調べた.その結果,種子の黒への着色と同時に子葉において油脂,タンパク質の存在が明確となった.種皮においては,完全に成熟する直前で,油脂が消失することが判った.これらの実験結果は,一粒のゴマを試料として測定できるFT-IR/ATR法を用いて,その生育段階を簡単に判別できる可能性を示す.
著者
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北出 かおる
名古屋市立大学大学院システム自然科学研R究科
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桑江 彰夫
名古屋市立大学大学院システム自然科学研R究科
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桑江 彰夫
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科
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北出 かおる
名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科
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