成人看護学実習における学生による授業過程の評価
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概要
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本研究は,成人看護学実習における学生からの中間時の評価が,教員の授業過程の改善に役立つことを明らかにすることを目的とした。研究方法は,成人看護学実習の中間時と終了時に,舟島らの作成した「授業過程評価スケール(看護実習用)」を用い,学生による評価を行った。その結果,1.実習中間時の学生による評価では,授業過程評価スケールの4 2質問項目中2 1項目が否定的評価であり,検討を必要とした。否定的評価項目から改善点をあげ関わった結果,実習終了時では,否定的評価が7項目に減少し,検討した項目の約7割が肯定的評価へと変化した。2.学生全体で検討を必要とした項目数の合計は,3 9から1 2に減少し,約7割が肯定的評価となった。3.下位尺度VI【教員,看護師間の指導調整】の項目の否定的評価は変化がなく,看護師と教員の間での指導の一貫性と連携について調整が必要なことが示唆された。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2004-03-10