影山日出彌の憲法理論の検討(2) -科学的憲法学の遺産とその課題-
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概要
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本稿では、前号で検討した影山日出彌の憲法学の遺産のうち、後半の部分で研究業績を残した課題、すなわち、46年憲法および日本の国家と法体制の歴史的位相とその分析した論点と課題、次に、戦後の「主権論争」や「国体論争」を契機として、憲法上の原理や主権の概念をふまえて、精力的に検討した主権論について、その到達点に立って、その論点と課題を探るものである。
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