状態変化に着目したビジネスシステムの立案段階の記述とその利用
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概要
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本研究では,ビジネスシステム立案の失敗や立案プロセスに内在する問題を発見するために,ビジネスシステムトランスフォーメーションモデル(BSTM)を用いて立案段階における状態の変化を収集,利用するためのフレームワークを提案する.ビジネスシステムの立案段階は,新しいビジネスや製品を開発するプロセスにおいて,最初で最も重要なステップである.BSTMを通じて,企業は,その企業の過去の行動に関する情報だけでなく,類似の問題に直面した他の企業の意思決定情報にアクセス可能である.本研究では,最初に,ビジネスシステムの立案段階で起こる複数の状態の変化を定義する.この段階では,ビジネス環境における状況の認識の変化に関する情報,アイデアやコンセプトを含むビジネスプランニングの過程,プロジェクトの成功をもたらすために満足されるべき必要な条件の変化に関する情報が得られる.次に,これらの情報をBSTMに適用する方法を示す.最後に,この方法を実際の事例に適用することによって有用性を検討し,運用上の問題について議論する.
- 2008-12-15
著者
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