地域医療連携を阻む診療報酬制度に関する検討-転院事例の実態から-
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概要
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本研究は、医療費適正化・効率化を目指した医療提供体制改革1)を推進する診療報酬制度で高齢者の医療連携が困難になっていることに焦点を当て、医療連携の実態調査から連携の困難要因と医療政策が抱える本質的な問題を明らかにした。調査方法はA医療機関の地域連携室の実態調査を行った。調査結果は、診療報酬で評価の低くなった高齢者が医療機関にも施設や在宅にも医療連携が困難な実態になっていた。高齢者の受け皿体制が政策検討されない診療報酬誘導の医療連携は、医療政策が抱える本質的な問題が関与していることを実証した。
- 2010-02-15
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