実験室におけるティーチングアシスタントの役割に関するビデオ撮影を用いた調査
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概要
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ティーチングアシスタント(TA)制度は授業の質を向上させるツールとして多くの大学で導入が進んでいる.しかし,その効果的運用についての研究は少ない.そこで,大学における物理の実験についてビデオカメラによる記録とその分析を行い,学生が実験室でどのように振舞い,どのようにTAを利用しているのかを調べた.学生は非常に基礎的な事項であってもTAの助力を必要とし,高い頻度で質問をしていることがわかった.また,実験の進度は班内の理解の早い学生の進度に引きずられる傾向も見られた.学生はTAの質的な面を重要視している.TAへの教育を徹底し質を高めることで,TAを媒介とした理解の浸透が期待される.
- 2009-12-20
著者
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鴈野 重之
セランゴール産業大学
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尾沼 玄也
セランゴール産業大学JADプログラム
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鴈野 重之
セランゴール産業大学jadプログラム
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尾沼 玄也
セランゴール産業大学jadプログラム:拓殖大学日本語教育研究所
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鴈野 重之
九州産業大学工学部
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