新人看護師および再就職看護師の基礎看護技術の修得状況
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概要
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平成19年度にA病院に採用された新採用者の基礎看護技術修得状況について入職前と1年目に自己評価を実施し, 3群 ( 新卒者, 進学コース免許取得者, 再就職者 ) の個人別得点並びに項目別による一元配置分散分析, 多重比較を行った. 新採用者全体では, 入職時に実施率が100%だったのは3項目であった. 逆に実施率が低かった項目も3項目であった. また, 評価項目73項目中23項目が入職時より1年目の評価が有意に上昇していた. 3群 ( 新人, 進学コース免許取得者, 再就職者 ) での個人別総評か得点の平均値を比較したところ, 入職時には進学コース免許取得者が有意に高く, 1年目には再就職者が有意に高くなった. 多くの基礎看護技術が現状の集合教育とOJTプログラムの連携により修得可能になっている. しかし, 1年目に実施率が100%であった項目は, 新卒者で36項目, 進学コース免許取得者で60項目, 再就職者で25項目であり, 1年間で73項目を修得することは再就職者であっても難しいことが明らかとなった.
著者
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岡田 純也
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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岡田 みずほ
長崎大学病院
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森 豊子
済生会長崎病院
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森 豊子
長崎大学病院看護部
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岡田 純也
長崎大学 医歯薬学総合研究科保健学専攻看護学講座
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