放射線教育の現在とこれから : 特集にあたって(座談会)
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概要
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放射線教育は,原子核というミクロの世界を学ぶ物理教育の重要な一分野であるとともに,エネルギー問題や核兵器に関連していく国民的課題を含んだ一分野でもあります。そうした放射線教育の性格から,その実践に際してさまざまな特有の問題が横たわっています。本誌では「放射線に関する授業実践(44巻第3号)と「放射線電磁波に関するリスクと物理教育」 (44巻第4号)と最近2回にわたって放射線教育についての特集を組んでいます。今回は,2つの特集に加えて座談会を企画いたしました。その目的は,論文形式のため今までなかなか触れにくかった問題点を座談会でとりあげるためです。その内容は,放射線障害,研修制度,イベントの中の放射線教育,放射線のこわさなど多岐にわたりました。これらを通して放射線教育の現状とこれからについての率直なご意見をお聞きすることができました。この座談会に対する,ご意見も含め,読者によって放射線教育へのより活発な議論が展開されることを期待する次第です。
- 日本物理教育学会の論文
- 1999-02-25
著者
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森 雄兒
東京都立永山高等学校
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森 雄児
東京都立西高等学校
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森 雄兒
東京都立昭和高校
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近藤 民夫
日本メジフィジックス(株)
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村石 幸正
東京大学付属中・高校
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渡利 一夫
放射線総合医学研究所
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近藤 民夫
日本メジフィジックス (株)
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