空気中の自由落下の実験
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概要
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自由落下を扱った実験においては,空気抵抗を無視した場合は重力加速度を求めることだけに終始する。これに対して空気の存在を考慮に入れた場合には,重力加速度の他に空気の密度や粘性係数などを解析の対称にすることができる。これを可能にするには時間測定の精度を上げなければならないが,幸いにしてパソコンの周辺機器が普及した結果,精密なストップウォッチ代わりにA/D変換器が使えるようになってきた。今回は異なった材質の球状物体を用いて自由落下させ,空気中であることを考慮した方程式を適用して重力加速度や空気の密度や粘性係数の数値解析を試みた。
- 日本物理教育学会の論文
- 1990-05-31
著者
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