波動教材としての空気中超音波 : 高校での授業実践による考察
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概要
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超音波セラミックマイクロフォンによる超音波(中心周波数40kHz)は,波の学習をするときの教材として便利である.タイマー用ICとオペアンプとにより,ポケット型の発振器と増幅器を製作し,これらに超音波マイクロフォンとオッシロスコープを接続して実験装置にした.高等学校物理Iの波の学習における生徒実験として,授業実践をしたところ,生徒達が強い関心を示し,生徒の粗雑な扱いでも,かなり良い実験データが得られた.また,教師の演示実験においても,波長がlcm弱であるので,実験台の広さがスケール的にちょうど良く,干渉・回折等の物理現象を極めて効果的に演示することができた.
- 日本物理教育学会の論文
- 1982-09-05
著者
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