高校物理教育の問題点 : 作用反作用を例として
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概要
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大学の理工系に入学して来る学生について,10年も前から,次のことを筆者は感じていた.1)計算問題は解けるが,その基礎になっている概念は理解していない.2)極めて基本的であると考えられる事柄が意外に理解されていない.3)特殊条件のもとで成り立つ関係式を,その条件にない場合にまで使用する.高校生および大学一年生に対して,力学のテストによって,これらのことを調査した.調査の結果は,予感を鮮明に証拠だてるものであった.なぜこれらのことが物理教育にとって問題なのかについて論じ,さらに,これらの対策について,二,三の提案をする.
- 日本物理教育学会の論文
- 1976-11-25
著者
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