Gravity assisted deviceを用いたhybridなshunt systemによる特発性正常圧水頭症の治療経験(手術手技・周術期管理)
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概要
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特発性正常圧水頭症(iNPH)に対する,圧可変式+重力可変式のハイブリッドなシャントシステムでの治療経験13例を報告した.全例で何らかの症状改善がみられ,術後1年で圧変更を要したのは3例であった.重力可変式システムは,体位にかかわらず生理的な状態に近い脳室内圧が維持できることが,術後の圧測定から裏付けられた.また,調節が不良の場合には圧可変装置が必要であるが,従来の圧可変式のみのシステムと比較すると,圧変更の必要性は非常に少なくできる可能性も示唆された.われわれの用いたハイブリットなシステムは,繊細な調節を必要とするiNPHのシャント治療には,非常に有効である可能性が示された.
- 2009-12-20
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