Dual switch valveの臨床使用経験 : 術後の脳室サイズと脳室内圧の変化の検討
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概要
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立位と臥位でのシャント開放圧を自動的に変化させる機構をもったバルブであるdual switch valve(DSV)の臨床経験と,術後の脳室サイズ・脳室内圧について検討した,DSVを用いてシャント手術を施行した26例(男性13/女性13,平均年齢62.7歳)の水頭症患者を対象とし,sophy圧可変式シャントバルブ(PAVS)を用いた33例と比較した、DSV群では,脳室の平均縮小比率が9.0%で,PAVS(15.6%)に比べ軽度であった.また,脳室内圧は臥位で43mmH_2O,座位で-37mmH_2O(いずれも平均)と,生理的な範囲内にコントロールされていた.過剰排液による合併症はみられず,その他の合併症の頻度はPAVS群と比べ変わらなかった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 2002-09-20
著者
-
角田 朗
越谷市立病院脳神経外科
-
丸木 親
越谷市立病院脳神経外科
-
池谷 不律
越谷市立病院脳外科
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江波戸 通昌
越谷市立病院脳神経外科
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角田 朗
越谷市立病院 脳神経外科
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池谷 不律
越谷市立病院脳神経外科
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