WS_2を含有したCu-Sn系複合材料の高速しゅう動特性(トライボロジー/一般)

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概要

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WS_2やC等の層状固体潤滑剤をそれぞれ40、50、60[wt%]含有した三種類のCu-Sn系複合材料を高速な条件下で、しゅう動電気接点として求められる接触抵抗、摩擦係数について評価した。その結果、潤滑剤含有量が多いほど接触界面に高抵抗皮膜を形成した。高速な条件ほどこの高抵抗皮膜を破壊する傾向がみられ、その要因について検証したところ、高速な条件ほど相手材の表面粗さが大きいことがわかった。また、潤滑剤を40[wt%]含有した複合材料の接点表面は高抵抗領域、低抵抗領域が原子間力顕微鏡の表面粗さ分布(タッピングモードAFM)、表面電位分布(SPoM)により観察された。それに対して潤滑剤含有量が60[wt%]の複合材料は低抵抗領域が少なく、潤滑剤含有量によって接触表面の電位分布が異なることが明らかとなった。
社団法人電子情報通信学会の論文
2009-10-23

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