海産紅藻スサビノリのアルカリ性ホスファターゼのcDNAクローニングと発現
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概要
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海産紅藻スサビノリ葉状体から至適pHを7.5〜8.0に示すホスファターゼを見いだした。アルカリ性ホスファターゼはグリセロリン酸の欠乏によって誘導合成され、イオン強度に依存する。アルカリ性ホスファターゼをリン酸飢餓条件下で培養した葉状体から均一なタンパク質まで精製した。ホスファターゼは76kDaのサブユニットの2量体からなる。3'-RACE法とオリゴキャップ法で単離したホスファターゼのcDNAクローン(2293 bp)は687アミノ酸残基からなるORFをコードしている。成熟型は658アミノ酸残基(分子量 70,570)の長さである。ノーザン解析からグリセロリン酸飢餓状態で培養した葉状体にアルカリ性ホスファターゼ遺伝子の2,600 baseの転写産物が発現されることが明らかになった。
- 福山大学の論文
著者
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中田 篤男
福山大学生命工学部海洋生物工学科
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三輪 泰彦
福山大学
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三輪 泰彦
福山大学海洋生物工学科
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三輪 泰彦
福山大学生命工学部海洋生物工学科
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吉水 正則
福山大学生命工学部海洋生物工学科
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飯島 晋次郎
福山大学生命工学部海洋生物工学科
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山岸 幸正
福山大学生命工学部海洋生物工学科
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山岸 幸正
福山大学生命工学部海洋生物科学科
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