時間資源配分アプローチによるプロジェクトスケジューリング手法
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概要
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リスクを伴う開発プロジェクトで重要課題となるリソース山積みの平準化に注目して、試験スケジュールを最適化する手法を開発した。開発プロジェクトでは、構成するタスクの成否が確定しないため、失敗時に投資損失が生ずるだけでなく、リソースの過不足を生ずるリスクに直面する。本手法は、時間資源配分アプローチにより、開発期間を通じてのリソース期待値のピーク値を最小化する。手法の特徴は、タスクの順序が与えられたときのスケジュール探索を2レベルの最適化手法により行うことにあり、上位レベルは、ダイナミック・プログラミングによる資源配分に基づいて定式化しており、下位レベルでは、各ステージにおける時間と性能指標のトレードオフ関係を数え上げによる最適化で決定している。製薬会社での新薬開発プロジェクトを模擬した27試験のスケジュールに適用し、リソース期待値の平準化について評価し、有効性を確認した。
- 国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会の論文
- 2006-12-10
著者
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