A-4 プロファイリングマネジメントとシステムズアプローチ(統合トラック,企業改革のためのプロジェクトマネジメント)
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概要
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P2Mにおけるプロファイリングマネジメントについては、「ありのままの姿(As is)」を認識し、洞察力をもって全体使命を多元的に解釈し、幅広い価値体系として表現した「あるべき姿(To be)」を描く、と抽象的な表現になっているが、その具体的なプロセスは示されていない。プロファイリングマネジメントプロセスについては、個人の考え方・スキルおよび対象となる問題状況にも左右されるので、そのアプローチに統一したものはないと考える。従って、リファレンスとしての多種多様なモデルが提案されることが望ましい。その一つとして、下記のようなプロセスを提案する。「ありのままの姿(As is)」を認識するために、OWモデルを用いて内部環境分析を行い、全体像を俯瞰する一方、システムズアプローチを用いて、外部環境を分析すると共に、仮説「あるべき姿(To be)」を描くという考え方である。「ありのままの姿」と「あるべき姿」を描いた後に、その差分(Gap)分析を行い、課題の抽出を行う。[table]本論では、ここに提案されたプロセスの中で、「あるべき姿(To be)」を描くための外部環境分析を行う手法としてのシステムズアプローチについて、ハードシステムズアプローチ、ソフトシステムズアプローチ、およびアジャイルシステムズアプローチについて考察し、若干のインプリケーションを行う。
- 国際プロジェクト・プログラムマネジメント学会の論文
- 2007-09-28
著者
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