26.Pseudomonas solanacearumそのほか若干の植物病原菌の凍結乾燥保存と病原性(10周年記念号)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Pseudomonas solanacearum(青枯病菌)は分離後の菌株が培地上ですみやかに変異し,病原性を失いやすいので,これまで種々の保存方法が考えられて来た.すなわち,1)殺菌土壌中に培養菌を混入する,2)Minimum培地((NH_4)_2HPO_40.1%, Sucrose 0.5%)に植える,3)殺菌蒸溜水に浮游させる等の方法である程度の成果をあげて来た.しかし,長期間安定に保存する方法はなく,研究上種々の支障を来してきた.そのほかの植物病原菌も培地による保存では菌種や菌系によって差異はあるが,病原性の減退または消失,そのほかの変異を起こしやすい.それで,凍結乾燥保存法が古くからの文献で菌株の長期安定保存に成果を上げていることから,P. solanaceをはじめ若干の植物病原菌に応用して見た.
- 低温生物工学会の論文
- 1969-09-30
著者
関連論文
- 11. 植物寄生性糸状菌の保存方法の検討(昭和61年度第32回凍結及び乾燥研究会研究報告)
- 7. 植物寄生性糸状菌の乾燥及び凍結による保存(昭和60年度第31回凍結及び乾燥研究会研究報告,故根井外喜男先生追悼号)
- 植物病原菌の病原性の保持(要旨)(II.病原性・免疫原性の保持,セミナー「生物的生活の保持技術」)
- 15. 植物病原菌の凍結乾燥保存と病原性(昭和51年度第22回凍結及び乾燥研究会講演並びに討論要旨)
- 26.Pseudomonas solanacearumそのほか若干の植物病原菌の凍結乾燥保存と病原性(10周年記念号)