公正取引委員会の審判の事件記録に対する情報公開法第3条・独占禁止法 第69条・民事訴訟法第223条による開示請求と事業者の秘密の保護
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概要
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はじめに 本稿では、公正取引委員会(以下、公取委)の審判の事件記録を被審人以外の者が、公取委に対して開示請求をするには、どのような法制度が用意されているか、それぞれの制度趣旨を踏まえながら、主として事業者の秘密の保護との関係で、開示されるべき範囲を論じる。そして、独占禁止法(昭和22年法律第54号)違反行為の被害者が加害者に対して損害賠償請求を起こした場合に、審判の事件記録をどの範囲で利用することが可能であるかを論じる。審判の事件記録の取扱いに関しては、必ずしも一般には知られていないように思われる。そこで本稿では、筆者が調査の結果、知得したことを、やや詳しく紹介することにする。
- 2004-01-21
著者
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