氣管及氣管枝異物を述べて現今に於ける氣管枝氣管枝鏡の應用に及ぶ
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概要
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氣管及氣管枝異物は決して珍らしきものに非ず又興味の甚だ深きものなるに非ず元來氣管及氣管枝は外堺に交通する自然の腔道なれば苛も人間が世上に存在せる以上は時々其中に異物の進入することあるは明なる事實なり此の如く一見陳腐なるが如き題を茲に掲げたるは此異物は其處置甚だ困難にして以前は多數の死亡數を見たりしも醫學の進歩に連れて漸次豫後佳良となり現今は寔に理想に近き程度に迄發達し以前は到底其死を免れざりしが如き症例も今日は之を完全に治癒せしめ得ること鮮からざるに至り居るを以て少しく是等の事柄に就て述べんとするなり
- 京都府立医科大学の論文
- 1913-03-10
著者
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