経営実践学の方法と経営教育(第3報告,第1セッション【経営学の実践】,日本企業の経営実践と経営教育)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文では、山城章が主張した経営実践学の立場からその方法と経営教育の本質を明らかにしている。21世紀の経営学は、20世紀において生成・発展したいわゆるアメリカ経営学の経営実践原理をもとに展開しており、その学問研究の展開の過程で日本的経営論が生成し、展開したといえる。本論文では、日本型経営論としてアメリカのマネジメントを組み込み、展開してきた日本経営学の経営実践に、新しい経営原理創造への経営実践原理を検討したものである。本論文では、第1に、経営実践学の方法をとりあげた。ここでは、山城章が主張した経営実践学を援用しながらその現代的意義を検討し、KAEの原理による研究方法による実践能力を主体とした経営研究の内容を明らかにした。第2に、経営実践学における経営教育の意味を検討した。ここでは、経営教育の自己啓発による能力開発の中身を明らかにし、Aという能力の開発が経営教育の本質であることを明らかにした。第3に、なぜ経営教育は経営実践学であるのか、その本質を明らかにし、プロフェッショナルとしての経営体の構成メンバーである経営者・管理者および作業者のうち、とくに経営者教育の基本理念を明らかにした。
- 日本経営教育学会の論文
- 2009-06-26
著者
関連論文
- 財務力創成に関する一考察--企業競争力との関連で (研究領域 経営財務関連とテクノロジーからの競争力創成領域)
- 現代経営者のミッション,ビジョンとCSR : 「新・日本流経営の創造」を手掛かりとして(企業経営のグッドプラクティスと経営教育-企業経営の正道を求めて)
- 特集「日本企業の経営実践と経営教育」によせて
- コーポレート・ガバナンスにおける経営者の行動原理--日本企業のCSR報告書にみられるガバナンス体制を手掛かりとして
- 活動報告 東洋大学経営力創成研究センターの紹介
- 経営実践学の方法と経営者教育 (経営力創成研究グループ)
- 経営実践学の方法と経営教育(第3報告,第1セッション【経営学の実践】,日本企業の経営実践と経営教育)
- 1.日本経営教育学会創立30周年記念号によせて
- 平成20年度事業報告 海外企業調査報告
- 日本型経営の枠組みと経営力の創成--経営者の役割を中心として (研究領域 経営財務関連とテクノロジーからの競争力創成領域)
- 現代経営者のビジョンとCSR : 「新・日本流経営の創造」を手掛かりとして
- 経営実践学の確立をめざして(プロフェッショナリズムと経営教育)
- マネジメント・プロフェッショナルの理念と育成(プロフェッショナリズムと経営教育)
- 企業価値創造と経営力--グローバル化時代の経営行動 (グローバル化時代の経営行動)
- 日本のベンチャー・キャピタルの投資評価に関する経営財務論的研究--アンケート調査を中心として
- 平成19年度事業報告 国内企業調査報告
- 平成19年度事業報告 海外企業調査報告
- 財務領域パネルディスカッション 新しい財務力の創成と企業競争力 (平成19年度事業報告 シンポジウム開催報告) -- (第11回東洋大学経営力創成研究センター・シンポジウム開催)
- 平成18年度事業報告 海外研究報告
- 経営力創成に関する一考察--企業競争力との関連で (日本発の経営力の創成と環境経営)
- 企業価値創造と現代経営者の経営理念 (経営者教育研究グループ)
- 新生・日本マネジメント学会の使命と課題
- 現代経営者と日本型経営理念(ビジネス・モデルのパラダイム・シフト)
- 企業価値創造と現代経営者の経営理念 (経営者教育研究グループ)
- 日本型経営と日本の経営者 : 経営学的アプローチ (経営力創成研究グループ)
- 財務力創成に関する一考察--企業競争力との関連で (研究領域 経営財務関連とテクノロジーからの競争力創成領域)
- 経営実践学の方法と経営者教育 (経営力創成研究グループ)
- 日本型経営の枠組みと経営力の創成--経営者の役割を中心として (研究領域 経営財務関連とテクノロジーからの競争力創成領域)
- 日本のベンチャー・キャピタルの投資評価に関する経営財務論的研究-アンケート調査を中心として-