現代経営者のビジョンとCSR : 「新・日本流経営の創造」を手掛かりとして
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概要
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本論文は日本の現代における経営者論を経済同友会が2008年7月にまとめた報告書『新・日本流経営の創造』を手掛かりにしてまとめたものである。本論文の基本的枠組みは、企業価値創造を前提に経営者のビジョンやCSRを考えることにある。また経営者はすべてのステークホルダーと主体的関係すなわち対境関係にあることが経営原理であり、企業価値創造は単なる株主の富の最大化を求めるものではなく、すべてのステークホルダーの富の最大化にもつながっているという考え方が重要であることを指摘した。また現代経営者のビジョンは、経営体の維持・成長の原動力となっており、ビジョンが経営活動、CSR活動を通して企業価値を最大化させることになる。現代経営者は、CSR活動を通じて、具体的には現場の経営活動を通じて、企業価値を創造することになる。そこに新しい現代経営者の経営者像をみることができる。
- 日本経営教育学会の論文
- 2008-10-31
著者
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