組織における語りと管理者教育(第1報告,第5セッション【管理者教育】,日本企業の経営実践と経営教育)
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概要
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組織における経営実践家の語りを分析する際の3つの研究パースペクティブ(機能的・解釈的・批判的)がある。そして、社会構成主義を背景とする解釈的アプローチと批判的アプローチに着目した際、経営実践家から語りをドキュメントとして表出化し、導出された語りが他の経営実践家に対して内面化されることによって、内省力を養う効果があることを主張する。さらに、これらの効果を例証するために、M社の管理者教育で使用されている物語(失敗談)の事例を紹介する。同事例では、語り手本人の内省や動機づけという経営教育の可能性が示唆された。最後に今後の研究課題として、状況的学習論やCMEの視座から経営教育のあり方と組織の語りの有用性を再検討する。
- 2009-06-26
著者
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