ミドル・マネジメント研究 : 企業家的行動の枠組みと動機づけを中心に
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概要
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ミドル・マネジメント(以下ミドル)不要論が叫ばれて久しいが、そのことはミドルの絶対数が減少する一方で、従来のミドルの役割が変貌することを示唆するものである。本報告では、新たなミドルの役割を導出する際のキーワードを企業家精神に求めることにした。企業家精神とは、元来企業のトップ・マネジメント(以下トップ)に特有な性格ないし行動傾性として解されることが支配的であった。しかし、1980年代の社内ベンチャー論や組織革新論では、大規模な企業組織での企業家精神の主体性を組織内部の人材、とりわけミドルに求めるようになっていった。そこで、企業家精神を企業家的行動と位置付け、ミドルによる企業家的行動の枠組みに関する1つの試案を示すことにする。また、ミドルを企業家的行動に誘発する動機づけの問題も併せて提示することにしたい。
- 日本マネジメント学会の論文
- 1999-06-25
著者
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