高校生の避妊に関する性教育ニーズ : 男女の比較

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概要

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本研究は避妊に関する性教育のあり方について検討するため,高校生の避妊に関する性教育ニーズを男女別に明らかにすることを目的とした。対象は高校1年生668名(男子315名,女子353名)である。無記名自記式質問紙調査を行い,X^2検定にて男女を比較した。その結果,希望する性教育の内容は,男子は「妊娠による日常生活の変化について(32.4%)」が,女子は「妊娠しやすい・しにくい時期(38,0%)」が最も高かった。受講時期は男女とも「中学3年(男子19.4%,女子21.0%)」と「高校1年(男子19.0%,女子21.2%)」が高かった。教育方法は男女とも「実際にあった話などを聞かせてほしい(男子40.3%,女子48.7%)」が最も高かった。男女を比較すると「道具や画像などを使って具体的に教えてほしい」や「グループで話し合いながら」は男子のほうが,「電話やメール,手紙などで個人が特定できないようにして受けたい」は女子のほうが有意に高かった。

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