保育園児の食生活について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
釧路市保育園児の保護者を対象に園児の生活習慣・生活リズム等,家庭での食事内容,および母親の好き嫌いの有無による影響についてアンケート調査を実施した.得られた結果は以下の通りである.1)園児の遅寝遅起きの傾向,朝食を毎日食べる割合の減少と欠食の増加が見られ,朝食を子供のみで摂る場合の欠食割合が高かった.2)帰宅後の間食は園児の年齢が増すに従っていつも与える割合が低くなり,インスタント食品等の利用,外食の頻度などは年齢が増すと高くなり,年齢による差が見られた.3)母親と子供の好き嫌いの有無は正の相関傾向が見られた.4)母親の好き嫌いの有無によって,食習慣や食事に対する考え方および子供の生活リズム等において有意な差が見られた.好き嫌いのない母親は,好き嫌いのあるおよび少しある母親と比べ,生活習慣・食生活に関する意識が高いことが推測された.
著者
関連論文
- 揚げ油からみたサンマの脂肪の交代について
- 釧路市における保育園児の食生活および昼食の主食摂取量について
- 保育園児の食生活について
- サンマ料理
- 釧路市における小学生の箸の持ち方について
- 幼稚園児の弁当に関する料理本の栄養的検討(創立三十周年記念号)