国際協力・異文化理解教育の実践に関する考察 : 埼玉県A高等学校を中心に(教育哲学)
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概要
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国際化,グローバル化の進行に伴い,国際理解,異文化との共生が現代社会の大きな課題である.本研究は,埼玉県の県立A高等学校の実践を取り上げ,国際協力・異文化理解教育がどのように行われ,いかなる機能を果たしているかを明らかにするものである.A高等学校では,外国人をゲストとしで招き,講義をしてもらう形で国際理解や異文化理解の教育を展開している.そこでは,学校の教師は,主役ではなく,助手役へと変わり,授業内容のコントロールはしていない.生徒の学習は,教科書中心からテーマ中心へと変わっている.このような授業に参加するこどで,生徒は,異文化的背景を持つ人々との触れ合い,教科書にない知識の獲得ができ,外国や異文化に対する興味・関心をもつようになる.またすでに持っていた知識やイメージを正すことができ,自己再認識や,自己反省,また自国への肯定あるいは批判をするようになり,異文化理解,国際協力意識が形成されるようになっている.
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